ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その86


3年生が終わって
4年生になりました。

春休み明けで
はじめてあった
雪子は
春の装いをしていました。

いつものように
ピンクのスカートを
履いていましたが
どこか
違っていたように
篠原君には見えたのです。

4年前期は
実習が
ひと枠しかないので
直接話せるのは
週一です。

遠い存在に
なってしまったのです。

雪子が
どこか違うのを感じたのは
理由があります。

4年生になる時に
真知子が
来年からは
「東京に行く」と
聞いたからです。

真知子に助けられ
真知子のおかげで
今まで
問題なく
生きていけていると
雪子は
考えていました。

雪子だけが
そう思っているのではなく
父母はもちろん
お祖父さんも
使用人も
古屋さんはじめ
大学のみんなも
一部の大学の先生さえ
そう思っていたのです。