地元で使わないと その効果は 殆どないことがおわかり願えたでしょうか。 さて 地元ですべてを使っても その効果がないときがあります。 その町の住人はたこ焼きが好きで 町の住人すべてが その町のたこ焼き屋で たこ焼きを買った場合を考えてみましょう。 町の住人は100人とします。 たこ焼き屋の 売り上げは 1,200,000円です。 仕入れ等の経費が50パーセントとします。 600,000円は地元で仕入れるために 使われます。 残りの600,000円は 純利益なので これをこのたこ焼き屋さんが 地元で使えば 第1の例のように また町の中を お金が回って 総理大臣の希望の通り 景気に寄与します。 しかしそのたこ焼き屋さんは 堅実で 蓄えたらどうなるでしょうか。 いわゆる内部留保というもので 上場企業が少しの間に 何十兆円と蓄えているものと同じです。 60万円をすべて蓄えると 残りの60万円が あと4回町民に回るだけですから、 60万円×4回÷100人+1,012,000円=1.036,000円です。 第1例に比べると 少ない金額です。 実際の消費は こんなたこ焼き屋さんではなく 大型店です。 大型店で買うと 内部留保される場合が 多いかも知れませんね。 その日暮らしの お店で買うのが 肝要でしょう。 次回は 自給率のついて 考えてみます。 明日は 今はやりの安売り商品を買った場合を 考えてみます。