ふたりは
ゆったりと
喫茶店で
コーヒーを飲んでいました。
十詩子:
悟さんは大学生なんでしょう
悟:
そうなんだけど
十詩子:
どこの大学?
悟:
ちょっと大きな声では言えないな
△□?#大学なんだ。
十詩子:
よく聞こえないんだけど
悟:
だから
△□?#大学なんだ
十詩子:
そうなの
どこにあるの
悟:
大阪の東の方
十詩子:
家から何時間ぐらいかかるの
悟:
1時間40分くらいかな
早く出ているけど
ちょうどにいくと
電車が混むんだ
十詩子:
いいね
大学って
私行ったことないけど
一度行きたいな
悟:
じゃ僕の大学に来たら
十詩子:
そんなことしたら
怒られるんじゃないの
悟:
大丈夫だよ
わからないよ
だって
たくさんの学生がいるから
十詩子さんのような若い方なら
絶対にわからないよ
十詩子:
そうなの
体験で行っても良い?
悟:
僕が許可することでないけど
学長に代わって許可するよ。
十詩子:
エー許可してくれるの
何時がいいの
悟:
何時でもいいんじゃない
火曜と木曜は
実験だから
ちょっとダメかな
それ以外なら
いいよ
十詩子:
じゃ明日行こうかな
ダメだな
休暇願を出していないし
じゃ水曜日
でどうかな
悟:
もちろん許可するよ
確か水曜日は
公衆衛生学と
生物だったかな
午後は
えー
たぶん薬物学概論だと思うよ
十詩子:
わからないよ
そんな学問
悟:
君ならわかると思うよ
僕は
まあまあだけど
十詩子
水曜日は
どこで待てばいいの
悟:
今日と同じ場所で
7時10分かな
こんな話は
まだまだ続きます。