昇; それは真子さんは ハシゴを 上ったことがないから わからないですね。 ハシゴは 小さいでしょう それに横に縦の柱があるでしょう そこで足をぶつけるんです。 靴を履いていると問題ないんだけど 素足の場合は 足の小指をぶつけて 痛いんです。 真子: それは痛そう 横の柱にぶつけるんですね 、、、、、、 だったら なくしたら良いんじゃないの 父親: なくしたら ハシゴにならないだろう 昇: そうか 柱を足の当たらないところに 持ってくるんですね。 父親: そうか そうすると良いのか。 真子: 後ろに持ってきて こんな風に三角の板で 支持するの 父親: そうか柱から 三角の板をつけて 出っ張るんだね それはいい考え 昇: 三角板で出っ張るのもいい考えだけど 板を三角状に組むのは どうかな 連続して付けると 稲妻の様になるんじゃないですか 真子: そちらのほうが 細い材で良いですね お父さんは なんかないの 父親: 二人が考えたので 他にはないよ _________________ 著者注 移動できるタイプは 二つ同時に考え出しました。 同時に考えましたが 真子が考えた 三角の板で 踏み板を支持するものの方が 製作が容易であったために 早く実用化されました。 VX-Typeです。 昇が考えた 踏み板と蹴上げ板を 柱から三角状に持ち出すやり方は 板を柱に取り付ける 方法に困難なところがあって 直ぐには 実用化されません。 この取り付け方法については この小説で詳しく述べます。 LX-Typeです。 いずれの方法も 意匠登録を済ませております。 _____________________