益雄と会わないように 出かけたつもりでしたが それは無駄でした。 蛍子が出かけてから 1分も経たないうちに 益雄も出かけました。 lofteenに渡すつもりの 大きな紙袋に入った 模型鉄道用に レールを持っていました。 益雄は 大きな荷物を持っていたけど 早足で 駅に向かいました。 コンビニの近くまで来たとき 益雄は 蛍子を 追い抜かすところまで 来ていました。 「隣の人だ。 今日は可愛い服を着ているよね。 あっ そんな事を考えている場合ではない コンビニで ポケットティッシュを買わないと 、、、、 確かポケットティッシュはこちらの棚かな 有った有った この小さい包みで良いよね。 これにしよう このポケットティッシュは ポケットがついていないんだよね。 ポケットティッシュというのは 袋に宣伝用のポケットがついているから ポケットティッシュと言うんだから ポケットのついていない ポケットティッシュはポケットティッシュではないんだよね。 、、、、 あっ こんな事考えたら いけないんだった そんなつまらない講釈を 言ったら 女性に嫌われるよね やばいやばい 今日は無口でいこうか でも無口は どうかな それもダメだよね 女性と話した事がないから わからないよ どうしたらいいのだろうね。」 と lofteenと会ったときの どのような話をすればいいか 考えながら 駅に着きました。 コンビニに寄ったので 蛍子より ひと電車遅れて 京都に向かいました。