ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

アスカル帰還せよ その47

不自由な探査機と違って
隔離されていても
何でも手に入る状況でした。

サリナさんは
料理が元々好きだったかどうかわかりませんが
ありあまる時間を
料理に掛けていました。

私も
飛行レポートをまとめる傍ら
サリナさんと
料理をしていました。


新しい料理を考えたり
いろんな調味料を試したり
SCとSDですので
科学的な
研究として
料理をしていました。

いろんな機材も用意して
それはそれは
実験室のようでした。


一ヶ月は
あっという間に過ぎました。

そして
隔離から解放されました。

外に出たときは
報告や
記者会見などが
多忙でした。

サリナさんと
一緒に記者会見するときは
決まって
サリナさんは
写真を見せながら
「火星に最初に行ったのは
SCの私です」と行ってから
話し始めます。

私は
ここまでくると
火星に最初に行ったかどうか
どうでもよかったのですが
世間では
サリナさんが
本当の宇宙飛行士で
私の方が
無理やり乗った方だと
思われ始めたのには
驚きました。

でも
私はどうでもよかったのです。

私は
私の経験を
次の飛行士に
講義したりして何年か過ごしました。

そんな生活をする中
サリナさんは
今までのように
私と暮らしていました。

サリナさんは
身寄りがなかったのです。

ふたりは
一緒に講演会に呼ばれたり
あるいは
テレビのバラエティ番組に出たりして
人気者になっていました。

次の
火星探査機への
飛行も
SDに成るみたいでした。

また
SCを作っても良いかどうか
論議が巻き起こっていました。

サリナさんが
理知的で
協調性があるので
そんな論議が巻き起こっているみたいです。


私の母は
私に結婚を勧めますが
もう歳を取ってしまって
そんな事する元気もありませんでした。

今は
サリナさんと一緒に過ごせて
楽しく思っています。

そう言いながら
私は
隣の
サリナさんを見ると
向こうを向いて
笑っていました。


「アスカル帰還せよ」
終わります。

宇宙で出会った
ふたりは
この後どうなるのでしょうね。


次回から
新作書いてみます。

新作を乞うご期待下さい。

期待何かしませんですよね。
やっぱり、、、、