ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの夢 第14話

発表を待たなくて
佳代子や直人には
結果はわかっていましたが
それは口にはしませんでした。

会場が静まって
大きな歓声が上がると
佳代子にすべての視線が集まりました。

佳代子は
オリンピック選手に
決まったのです。

マイナーなスポーツでも
極めるのは
大変なことと
佳代子自身も思っていましたので
努力が報われ
ほっとしました。


みんなが祝福してくれて
佳代子は幸せでした。


オリンピックまでの
6ヶ月は
あっという間でした。

勉強は
ほとんどすることなしに
練習をしていました。

大学のれいの合宿所
VIPルームで
3ヶ月も暮らすと
すっかり
佳代子自身
セレブになったようでした。

そして
選手結団式・壮行会
出発
選手村入村式
それから開会式
、、、
時間があっという間に過ぎて
本番が来ました。

それまでは
緊張もせず
オリンピックを
楽しんでいたのですが
試合の日の朝から
すごい緊張になってしまいました。

食べ物も
のどに通らない始末です。

全身に震えがきて
とても競技に出られる
状態ではありません。

直人は
オリンピックには
試合の当日に
やってくることになっていたので
そばにはいません。

佳代子が知っている人は
選手村にはいなかったのです。

気を落ち着けて
会場に向かいました。

更衣室で着替えて
先導員の後ろをついて
会場に登場すると
遠巻きに
佳代子の親や
知人・大学関係者
それに直人が目に入ってきました。

佳代子は
落ち着こうと
深呼吸をしました。