ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

妖精のお食事 その7

星子は
剛の
問題を解決するほうが
いいのかと思って
星子なりに
考え込んでいました。

剛より
ながくこの世界で
暮らしてきた
星子ですが
そんな
魔法のようなことが
できるとは思いませんでした。

妖精なら
パッと魔法でしますが
魔法でしても
そんなもの解決にもならないし
と考えつつ
お買い物に出かけました。

スーパーマーケットで
買い物をしていると
少しふくらんでいる
ポテトチップの
袋を見かけたのです。

星子は
「ひょっとして
これって
利用できないか」と
考えました。

例えば
圧力を減らすと
膨れるのだから
圧力を
高めると
しぼむことになります。

逆に
圧力を高めておいて
泡立てて
そのあと
普通の圧力にすると
泡が大きくなって
体積が増えるのではないかと
考えたのです。

家に帰って
剛を待ちました。

そんな日に限って
剛は
なかなか帰ってこないのです。