ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「超幸運な男」その41

宗教団体の
仲間の
女性の
ストーカーの相談で
勝は
ストーカーに会って
話すことにしました。

弁には
自信があったので
説得できると
思っていたのです。

待ち伏せがよくあるところに
勝は
女性と
付いて行きました。

しかしその日に限って
現れません。

そんなことが
3回ほど続いた
4回目
ついに
ストーカーが
出てきました。

勝は
ストーカーに近づき
話しかけました。

ストーカーは
居直って
「関係ないものとは
話さない」と
言ったのです。

勝は
話が出来ないといけないので
「父親だ」と
嘘をついて
言いました。

そう言うと
ストーカーは
恐縮して
話を聞いてくれました。

勝が
諭したので
ストーカーは
納得した様子でした。

「もうしない」と
言って別れました。

勝は
「父親」と言ったことを
謝りました。

女性は
「本当にありがとう。」と言っていました。

本当の親からも
大いに感謝されて
勝と
その家族は
一層仲良くなりました。

女性は
本当のお父さんと
宗教団体のお父さんの
ふたりがいて
嬉しいと思いました。

それ以来
宗教団体の集まりに来ると
勝のことを
「お父さん」と
呼ぶようになりました。