ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その1

この物語には
主人公は
ふたりいます。

車を運転していた
登と
自転車に乗っていた
薫子
です。

物語は
登の話と
薫子の話の
ふたつで
行ったり来たりします。

混乱せず
お読み下さい。

薫子から
始まります。

薫子は
昭和50年に
京都の片田舎で生まれました。

茅葺きの
家で生まれました。

もちろん
出産は
近所の産科で出産でしたが
夏の初め
家に帰ってきた
母子は
涼しい座敷で
緑一杯の
景色を見ていました。

父親は
風薫る日に生まれたので
薫と
名付けたかったのですが
男性と間違われたら
困るので
薫子としました。

薫子は
緑の中を
走り回り大きくなっていきました。


薫子が
生まれた頃
登は
公害で
問題になっていた
街で
学年は同じでが
既に生まれていました。

窓からは
煙突の煙が
見える家でした。