ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その57

「私は
男の人を
愛せないのでしょうか」
と
先生に尋ねました。

先生は
薫子の実家の小学校から
陽一君が住んでいる小学校に
転勤していました。

陽一君の
おじいさんは
地域の名士ですので
先生も
陽一君の
おじいさんのことは
よく知っていました。

先生は
事情をよく聞いてから
「とにかく
おめでとう

陽一君を
薫子さんは
本当は
好きだと
思っているんじゃないの

嫌いな人とは
食事もしないし
メールなんてしないと
思いますよ。

きっと心の
奥では
好きなんじゃないの

薫子さん自身では
気が付いていないだけで
心の奥の中では
好きではないのですか。

それに
結婚で
一番大事なことは
好きで
結婚するより
好かれて
結婚する方が
絶対に
幸せに成れます

結婚すればきっと
そう思うから

だって
私が
そうだったんですよ。

うちの
主人は
未だに
私のことが
好きだと
言ってくれます。」と
答えてくれました。

先生の
体験談を
聞いて
納得しました。

陽一君は
高校一年生の時から
私が好きで
同じクラブの
作法クラブに入ってきたくらいだし

本当に
いい人だし
両方の家族は
大賛成で
応援してくれてるし
経済的にも
問題がないし
そう考えると
なんだか
気が楽になって
陽一君を
見直して
なんだか
好きになってしまいました。

メールに
そんなことを
書いてみようと
思いました。