ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その147

薫子:
うちの子供が
「お父さんが欲しい」というようなことを
言うのですが

先生:
それは
子供としては
当然の
ことよ

薫子:
私もそう思います

私は
夏子のために
結婚した方が良いのでしょうか。


先生:
それは違うと思います。

子供が
父親を欲しがるのは
当然だけど
父親は
本当の父親でなくてはなりません。

薫子:
それは
陽一君だけという意味ですか。

それなら不可能です。

先生:
もちろん
陽一君は
第一の候補です。

本当の父親は
陽一君だけではありません。

薫子:
それはどういうことですか。

先生:
薫子さん
わかっていらっしゃるんでしょう。

それは
暖かい家族を作ることが出来る
父親と言うことです。

薫子さんが
本当に愛せるひとで
薫子さんと
夏子ちゃんを
本当に愛せるひとなら
その人は
本当の父親に
なれるんじゃないですか。


薫子:
そんな人が
現れるでしょうか。

私が愛せるひとは
陽一君以外には
ないと思います。

先生:
今はそうかもしれませんが
時間が経てば
現れるかも知れませんよ

薫子さんのことですから
薫子さんのことを
好きになっているひとが
もういるかも知れませんよ。

薫子:
私のような
子連れのようなものを
好きになる人なんかいないと
思います。

先生:
薫子さんは
あなたの笑顔が
どんな力を
持っているか
知らないわけないでしょう。

あなたの笑顔に
魅了されない方は
相当
心がひねくれているとしか
思えませんよ。

薫子:
そんな~