ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「大切な彼女は突然に」その56

上羽の家に
着くと
無言で
イスに座り込みました。

その後
お葬式屋さんが
やって来ました。

控えめに
振る舞っていましたが
やはり
きっちり
決めて帰りました。

お葬式は
明後日にして
明日の夜が
通夜で
今晩は
マンションで
過ごすことにしていました。

昼ご飯は
弁当を
近くで
買ってきて
食べました。

美味しくないと
みんなは思ってしまいました。

夕方になって
由美子の遺体が
マンションに帰ってきました。

母親以外は
死んだ
由美子を見るのは
初めてです。

葬儀社が
帰って
4人になると
もう
会話はありません。

そんな中
思いついたように
由美子の母親が
「お坊さんを呼んで
枕経を上げない」と
言って
その沈黙が
破れました。

母親は
上羽に
繋がりがある
お寺を
聞きました。

ないというので
大場家に
いつも着てい頂いている
お寺さんに頼みました。