ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その128

湖子は
50代後半を迎えて
体力も落ちてきていました。

人間は
歳をとると
こんな風に
老いてくるのだと
実感していました。

妖精なら
星子や剛のように
老いることもないし
体力が落ちることもありません。

生身の人間として
生まれてきた湖子は
体力が落ちるということは
こんなことかと
実感しました。

湖子の仕事は
平日は
和己の会社
休日は
弥生の手伝いで
毎日仕事です。

子供が大きくなって
することもなくなって
夜も
寝るまで
なんだかんだと
仕事をしているのです。

過労死が
問題になる
超過勤務が
80時間以上になっています。

湖子は
体力に合わせて
ゆっくりと
仕事をすることで
乗り切ろうとすることにしました。

湖子にとって
時間はゆっくりと
流れて
通り過ぎていきます。

人の死や
悲しみも
やって来ます。

最愛の
弥生も
歳を取って
老いてきました。