何ごとも 子供の時から 手早い 十詩子です。 会社で 鍛えられていて あらゆることに 手早くなっていました。 週三日の休みの日は 家中を くまなく掃除をして 安い食材をチラシで捜して 購入し 悟が喜ぶようなものを 用意して 汚れ物を洗濯して 入念に アイロンをかけをしたとしても 一日の時間は あまってしまいます。 そんな時間は 悟の部屋に入って 置いてある 本をゆっくりと見るのが 日課になっていました。 昔 悟の大学に 訪れたときの 公衆衛生学の 教科書も置いてあって ゆっくりと 見直しました。 懐かしくなりました。 悟が 勉強している 第二種電験のテキストも 読んでいました。 電気については 全く予備知識が なかったので 参考書を 1ページ1ページ 読み返しながら 勉強していました。