病院は近くです。 公立の病院で 地域では ナンバーワンということになっています。 受付で 紹介状を渡して 待合で待っていると 番号を呼ばれて 診察室に さん人は入っていきました。 40過ぎの 医師が 紹介状を 見ながら 十詩子の方は見ずに 「残念ですが 主治医の 通りです。 特に私の方から 言うことはありません。 お大事に」と 簡単に言われていました。 3人は がっかりして 診察室を出て 会計の方に 行こうとすると 看護師が 追いかけてきて 「他の病院でも セカンドオピニオンを 受けることを おすすめします。」と 告げました。 暗に 今の医師は 力量がないと言うことを 言っているのではないかと 思いました。 タクシーに乗って 家に帰りました。 十詩子は そんな状況でも 元気なフリをしていました。