ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その58

薬学部の
当時の実験は
時間ばかり要して
閑なものでした。

例えば
生薬を
何時間も
煮だして
ただそれを見るだけです。

実験自体は
グループで行われます。

ふたりや
四人で
行います。

講義のときは
真知子が
いつも隣にいましたが
実習では
出席番号順に
班分けするため
真知子は
この時ばかりは
隣にいません。

雪子が
実習をする時の班分けですが
2人でする時は
古屋さんと

4人でする時には
松本君と
古屋さんと
後で問題になるのですが
篠原君です。

古屋さんは
真知子に次ぐ
頭脳の持ち主です。

いつもメモ帳を持っていて
とても
熱心です。

ふたりでする
実験は
殆ど
古屋さんがしていて
雪子は
見るだけでした。

レポートも
古屋さんに見せてもらって
提出していました。

松本君は
麻雀が
大好きで
実験中は
ほとんどいません。