ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その64

隣の班との合同で
エキスポランド
(現在はなくなってしまいましたが
当時は
新しくて
人気の
パビリオンでした。)
に行く予定を立てました。

雪子は
そんなところが
好きだから
行くことを
約束しました。

古屋さんは
止めたかったのですが
これも付き合いかと思って
行くことにしました。

松本君は
なかなか
話ができなくて
少しだけ会えたので
篠原君が
言ったら
すぐに断られました。

エキスポランドより
麻雀のほうが
良いらしいのです。

「篠原君は
雪子さんが
行くのだから
必ず
いくよねー」と言って
行くかどうかさえ
聞かれませんでした。

篠原君は
行くかどうか
迷っていました。

行くのは
日曜日ですが
家業を
手伝うのが
篠原君は
決まっていました。

何と言っても
資産家ですので
休むことがないのです。

その日の朝まで
悩んでいたのですが
事業に
少しトラブルがあって
行くことができなくなりました。

当時は
携帯電話というものがありませんので
連絡もなしに
やめたのです。