ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

雨漏りは、いやですね。

雨漏り

昨日の浸水の次は、雨漏りについてお話ししましょう。
今までも雨漏りなんてあり得ないことでは、ありません。
昭和30年始めの頃でしたら、漏って当たり前と思っていました。
少し横降りになると雨が漏ったのです。
雨が降ると、鍋やたらいを並べて水を受けます。
ポタポタと言う音が家中に鳴り響きます。
私は、建築士ですので建築的に言うとこの雨漏りは、
至極当然です。
当時屋根は、屋根下地(竹木舞の時もあるが私の家では、たぶん荒板)
の上に葺き土(壁土のようなもの)を敷いて素焼き瓦を並べたものでした。
瓦は、もちろん重なっていますが、強風が伴うと重なりから逆流したり、
あるいは、瓦がずれたりした隙間から雨水が漏ります。
また漏らなくてもいろいろな理由で瓦の裏面に結露したり、
素焼き瓦を通り抜けたりして、雨水は、家の中へ落ちてきます。
これを防止するため、今では、アスファルトフェルトあるいは、
アスファルトルーフィング等を防湿あるいは、
防滴の目的で敷きこみます。
この様なものがなかった時代は、トントン屋根と言って
檜の薄板を野地板の上に貼ります。

話は、また変わりますが、このトントン屋根をする職人は、
すごい特技を持っています。
口の中に1cmの釘をたくさん含んで、舌で一本ずつ出して
それを左手で取り出し、右手に持った専用の金槌で一回打った後、
2度目で先を曲げます。
その早さがすごくてびっくりする程です。
今は、たっかと呼ばれるホッチキスの親玉みたいなもので打ちますので、
今は、もうそんな技術を持っていても役に立ちません。

倹約家の我が家には、とてもそのようなものをするお金がないので、
トントン屋根のをしませんでした。
そのために持っているのです。当たり前ですよね。
ちなみに当時の我が家は、
建物疎開で得た廃材をもとに私の父が作ったものです。
(建物疎開は、戦時中延焼を防ぐために建物を強制撤去すること。)


とっても困ったことですね。やっぱり貧しいですね。