ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで南部せんべいをどうぞ 1話

私の愛娘は
どういうわけか
南部せんべいが好きです。
インターネットで
色々な種類を
注文して
食べています。

私が
「そんなに好きだったら
岩手に行って
南部せんべいを買ってみたら」
と言いました。
愛娘は
「それは良いよね」
と答えました。

その時私は
この物語を思いつきました。
構想2分の
ショートショートですが
読んでみて下さい。

このお話は
もちろんフィックションです。

また南部せんべいについての
知識がありませんから
間違っている記述がありましたらお許し下さい。
この話は
波瀾万丈ではありません。
またどんでん返しのような
劇的なものはありません。


夕子は
大阪に近い街の
川沿いにあるアパートに住んでいます。
大阪まで
20分ほどしかからないのに
窓からの景色は
故郷の岡山でみた
夕日が見えるのです。

夕子は何故か子供の頃から
夕焼けを見るのが好きでした。
岡山の山沿いで育った
夕子には
毎日の夕日が
彼女の元気の素だったのです。

そんな夕子が
大好きな岡山を離れて
大阪に来たのは
大学の進学の時です。

両親と
アパートを探しに来たとき
案内されて
すぐに気に入ったのは、
西向きの
この部屋だったのです。

窓からは
川の向こうに
六甲が見えて
アパートの家主の話で
六甲の山に太陽が沈むことを聞いて
夕子を喜びました。

それから
4年が経ち
大阪の百貨店に勤めはじめました。
この部屋が快適なので
部屋から通える
職場を選んだと言っても良いでしょう。

夕子は
その部屋の
ロフトの天窓から
良い天気の日は
顔を出して
南部せんべいを食べるのが
大好きだったんです。