東京に坂が多い理由を
由美に聞きました。
由美:
まだ知りたいんですか。
調べなかったんですか。
武:
どんな風に調べてもわからないの
どう調べればいいの?
由美:
そうねどう調べればいいのでしょうね
私もわからないわ
武:
だったら直接教えてくれてもいいんじゃないんですか
由美:
それを教えたら
あなたのためにならないわ
それにそんなことを知っても
なんの役にも立たないんじゃない
武:
そうかな
私のために
言わないの
それはありがとうございます。
また困った事があれば
言ってみます。
由美:
武さんて
ものわかりがいいこと
困った事があれば
私にお尋ねになって
なーんて
武:
由美さんて
なんか大きな力を持っているんですね。
海よりも大きく
山よりも高いような力を
感じますね
由美:
それって
母の愛でしょう
私はあなたの母なの
武:
いやー
そうじゃなくて
なんか大きな力を感じるということで
由美さんに引かれます。
由美:
私のことそんな風に思っていらっしゃるの
私は力のない
京女よ
か弱い女なの
私を後ろ盾になるような
力の強い男性を望んでいるの
武:
ハードル高いね
僕そんなに強くないし
優しさなら負けないんだけど
優しさって
強さじゃない
由美:
優しさは強さ
そうかもしれないし
そうでないかも知れないないよね
そんなことを話しながら
リゾットを食べ終わりました。