ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 29話

悟の友達は
悟の周りに集まって
十詩子のことを
なんやかやと聞いてきました。

何歳だとかどちらの学校に行っているかとか
学部はどうかとか
聞いてきたのです。

悟は
適当の
答えました。

友達は
悟がどこで
十詩子と知り合ったのかも
聞いて聞きました。
悟はそのことについては
専門学校で知り合ったと
本当のことを言いました。

友達たちは
「専門学校も悪くはないな」という
結論になって
自分お席に座りました。

3時間目の授業も
同じように終わって
これで終わりです。

ふたりは階段を下りて
駅までゆっくりと歩いて帰りました。
駅の近くで少し脇道にそれて
喫茶店に入りました。

喫茶店で
悟は
大学での四方山話や
友達の事なんかを
十詩子に話しました。

1時間ぐらいねばって
店を出で
尼崎に帰りました。

別れる時に
次ぎに受ける
簿記の講習会のことも聞いて
今度は
専門学校で会うことを約束して別れました。


十詩子は
悟が地下道をくぐって
向こうへ行くのを
見送って
駅前の自分のロフトのお部屋に
帰りました。
靴を抜いて
椅子に座りました。

十詩子は
猛烈に大学に行きたくなりました。
高校を卒業した時家庭の事情で
大学に行けなかったことを
残念に思う限りです。

その日は
残り物で
夕食を済ませて
早く寝ていました。

でも
お布団の中に入っても
なかなか寝付けませんでした
どうすれば大学に行けるか
考えて
朝方まで
お布団の中で
考えました。