ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

過去に戻ってしまったわ? 第42話

日にちが過ぎて
六ヶ月は
あっという間に来てしまいました。

その前から
真由子は野村に
健康診断健康診断と言っていました。

野村は
優しい人だったけど
野村にとっては
真由子は異常に写っていました。

真由子は
健康診断の話になると
不機嫌になる理由は良くわかっていましたが
野村の病気のことを考えると
言うしかありません。

でも
野村が真由子の言うことを聞いて
健康診断に行って
胃カメラを使う気配は
ありません。

真由子は
野村が
手遅れになって
前の世界と同じように
死んでしまっては
取り返しが付かないので
何とかしなければいけないと
悩んでいました。

これを何とかするには
真実を告げるしかないと
考えに至りました。

真由子は
野村がゆったりして
機嫌が良い
日曜日の午後
話をすることにしました。

その日は
暑い日でした。

真由子:
話があるんだけど
私の話を
驚かないで
聞いて欲しいの

野村:
何を改まって
何の話だ

真由子:
あなたには信じられないと思うけど
私ね
どこから話して良いか
そうね
今から6年前のこと
私は
57歳だったの

野村:
何で今から6年前なのに
57歳なの????????

真由子:
私も良くわからないんだけど
57歳であったのは
事実なの
その時は西暦2009年なの

野村:
何のことか全くわからない

真由子:
何度も言うけど
私にはわからないんだけど
今から24年後の
2009年の5月だったの。
その日は
私はインフルエンザで
職場がお休みになって
家で休んでいたら
突然頭がくらっとしたと思ったら
チューナーの会社にいたんです。
その日の朝は
57歳の体だったのに
突然からだが27歳になって
チューナーの会社にもどってしまったのです。
それがどういう理由か
わからないけど

野村:
本当かい
未来から
さかのぼって帰ってきたと言うことになるけど
そんなこと
起こるの

真由子:
何故帰れたのか
わからないけど
私の冴子は
前の世界
私が57歳まで暮らした世界では
帰った年の
8月に交通事故で死んでしまうの。
でも私は
それがわかっていたから
その交通事故が起こる日に
冴子を
有馬温泉に連れて行って
今の世界では
交通事故に遭わなかったの。
だから
冴子は今も幸せに暮らしているのよ

野村:
そうなの
私はわからないなー
真由子さん
これはなんかの
実験なの
どっきりカメラなの

真由子:
信じて
本当にそうなのよ

野村:
信じたいんだけど
あまりにも話が
普通じゃないので
信じられないな

真由子は
困ったしまいました。
簡単に信じてもらえる話ではないと
思っていましたが
どうして良いか
すぐにはわかりませんでした。
この話は続きます