著者注:
この続きに書いている
医学的なことは
全くフィクションですの
ご容赦願います。
剛と星子は
おそるおそる
先生の前に
進みました。
星子:
昨日はありがとうございました。
早速参りました。
医師:
遠くから
ご苦労さん
さてどうですか
剛は
今までのことを
かいつまんで話しました。
先生から
たくさんの質問がありました。
そうして
医師:
検査をしますので
処置室に行って下さい。
剛:
はい
剛は
星子を
廊下において
処置室に入りました。
看護師が
ベッド上に
横になるように言ったので
背中を丸く曲げて
横になりました。
医師が入ってきて
「脊椎液を調べます。
少し痛いですよ。
我慢して下さい。」と
言って
注射針を
背中に刺しました。
剛は
ぞくっと痛かったです。
医師:
足はしびれていませんか
剛:
いつもと同じしびれています。
医師:
そうですか
もう少し我慢して下さいね
それから
剛にとっては
つらい時間が流れました。
医師:
はい終わりです
ゆっくりと起き上がって
廊下で待っていて下さい。
剛は
ベッドから
やっとこさ下りて
身支度を
して廊下に出ました。
星子:
痛かった?
剛:
少しね
ふたりは
何も言わずに
廊下で
呼ばれるのを待っていました。