早樹は 少し早めに起きて 朝ご飯の用意をしていました。 星子は 物音で目覚め 早樹のところに行きました。 早樹: おはようございます。 星子: おはようございます。 早樹: 前から気になっていたのですが 星子さんと剛さんは 仲が良いみたいですが ご夫婦なんですか。 結婚されている 妖精なんですか。 星子: そうなんです。 神さまのお計らいで 夫婦で 妖精のお仕事を しているんです。 早樹: 良いですね。 うらやましいわ 星子: 剛さんと一緒に入れて 幸せです。 特に 人間界にいるときには 形があるので 剛さんは 私が見る事ができて 嬉しいみたいです。 私は 神界にいるときでも 見えるんですが それに 剛さんは 初めて 人間から 妖精になった者で 人間の心情が 読み取れる 貴重な妖精なんです。 きっと 神さまも そんなところを 見ていらっしゃるのかもしれません。 早樹: 私も早く結婚したいわ お菓子も良いけど 女性の幸せは やっぱり 結婚ですもの 星子さんは そう思いませんか。 星子: 妖精の中で 初めて結婚した 私ですので 妖精の幸せが 結婚だという 考えは 出来上がっていません。 早樹さんは 好きな人いないんですか。 早樹: それは、、、 そう言いかけたとき 剛が ロフトから 眠たそうに下りてきました。