他の防音壁が扉より充分に防音性があることが前提です。 防音室で均一化した音は 防音室を透過します。 先の実験によれば 防音室は73dB 扉一枚を閉めたとき56dB 扉2枚を取り付けたとき52dB の測定結果が得られました。 73dBから56dBに減衰したと言うことは 17dB 0.141倍に 音が低下したことになります。 次の扉を通るときも 同じだけ減衰すれば 39dBになるはずです。 ならないのは 2重扉内で 反響しあって 大きくなっているのです。 2重扉内の理論上の 騒音レベルは 52dBに17dBを加えた 69dBと考えられます。 扉内への入力音エネルギーが56dBなのに 反響を重ねて13dB大きくなっています。 扉内の吸音率が0.22であったことになります。 吸音材を入れて 吸音率を上げると 46dBであったことから 同じように計算すると 扉内の吸音率は0.44に改善されたようです。 これらの値は 扉内が均一な音エネルギーになっているという前提ですので そのようなことはあり得ませんので もう少し吸音率は 高いのではないかと思います。 もう片面も 吸音材を張ると 吸音率は0.66になって 43dB程度になるのではないかと思います。 一度試してみます。
こちらの計算のもとになるのは お部屋の防音 計算編