ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その135

私が
課長になるなんて
びっくりしていました。

安全管理課長と言われて
今までに
会社にあった
安全管理係の
長になるのか
と考えました。

今までの安全管理係は
出来上がった
キャベツを
ロット毎に
保存することと
工場内の
清掃が任務だったので
たいした仕事でないと
思っていました。

しかし社長が
言ったのは
その安全管理係ではなく
悪意の毒薬の混入を防ぐ
公安警察のような
安全管理課長です。

本当の仕事を
詳しく聞いた
冴子は
思いました。

「これで
また
会社の全員に
怨まれる」と
思いました。

社長の
熱心な
言葉で
断り切れなくなっていました。

冴子は
どうせ
今でも
怨まれているし
給料は
少し上がるし
課長にも成れるし
やってみることにしました。

少しの準備期間を経て
「安全管理」方法が
安全管理課課長冴子の名前で
社内に掲示されました。

社内には
不満で一杯になっていました。

冴子は
とてつもなく
怨まれてしまうのです。

そして
その日が来ました。