貫通孔の理論
貫通孔は防音上の弱点です。 凄い厚みの防音室を作ってもエアコンの管を通すための穴が必要です。 穴があくと 弱点になってしまいます。 しかし 音の性質を うまく利用すると 弱点になりません。
音は通路が大きくなったり小さくなったりすると減衰する
音は換気チャンバーの理論で書いたとおり 音の通路が大きくなったり小さくなったりすると減衰する性質を持っています。 換気チャンバーではその上曲げて長くしております。 しかし貫通孔では曲げるとエアコンの連結管が通りませんのでそこまではできません。
管は音が伝わりやすい
音は管の中を通ると殆ど減衰しません。 昔の船舶の伝声管と言われる管です。
貫通孔には管を挿入しない
結論として 貫通孔には管を挿入しないほうが防音上有効です。 貫通孔に管を通した後は 必ずオイルパテで両端をふさぐ必要があります。 小動物や虫等が侵入することを防止するためです。 もちろん塞ぐことは、防音上も有効です。