ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その65

電話での
婚約は
問題だと
陽一君も
考えました。

それで
電話を終えたと同時に
薫子の
アパートに向かいました。

午後8時頃に
花束を持って
薫子の前に
現れました。

花はバラです。

「もう一度
言わせて下さい。

私と結婚して下さい。」
と
陽一君は言いました。

薫子は
「喜んで
おうけします。」と
答えました。

ふたりは
笑顔で
見つめ合い
そして
抱き合いました。

その日は
薫子が
料理を作って
ふたりで
楽しく食事をして
そして
楽しくふたりで
朝まで
話していました。


翌朝
眠たそうな目で
ふたりは食事をして
会社と学校に行きました。



登は
薫子の婚約が決まってから
1ヶ月後
公務員試験を
受けることになりました。

いつものように
朝
しっかりと
肉を食べてから
試験場に向かいました。

試験は
難しいと覚悟をしていましたが
それが
凄く簡単だったのです。

なぜか変と
考えて
裏があるのかとも
思いました。

でも
登には
簡単に感じたのです。

2週間後
面接試験の通知が来ました。

筆記試験が
簡単だったので
面接試験が
難しいのではないかと
思いました。

面接と言いながら
口頭試問かもしれないと
おもって
のぞみました。

人と話すのが
最も
苦手な
登ですので
真っ赤に
上気して
面接官の前に
座りました。


面接は
一般的な
質問だけで
助かりました。

終わって
部屋を出た瞬間
転びそうになりました。