ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その102

登は
家に帰ると
いつもは
母親が
食事を作っていました。

食事以外にも
お掃除
お洗濯
お風呂と
全部世話をしてくれていました。

しかし
その日は
母親がいませんでした。

置き手紙が
食卓の上にありました。

「お芝居を見に行くので
夕食は
適当に作って
食べておいて下さい。

私は
夕食はいりません。」と
書いてありました。

登の母親は
登が結婚しないのは
何も不自由しないからだと
姉に言われてしまったのです。

そこで
母親は
登の世話を
少しやめようと思って
わざと出かけていったのです。

登は
そんなことは
わかっていました。

姉にもよく言われていましたので
この日が来たのかと
思っていました。

結婚より前に
自立しなければと
考えました。

さて
差しあたって
今日の夕ご飯は
どうすればよいのか
全くわかりませんでした。

冷蔵庫の中を見て
そのままでも
食べられそうなものを
集めて
夕ご飯は
すませました。

後片付けも
不充分ですが
しておきました。

明日からは
頑張ろうと
思って寝ました。

お布団の中に入って
何を考える訳でもなく
今日一日のことを考えていたら
笑顔の主のことを
思い出してしまいました。

そのことが
妙に
気になった
一日でした。