ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その27

いつもなら
夕方になると
会社から
家に帰ってきて
夕食までの時間
遊んでくれるのですが
この頃は
雪子が
寝るまでに
帰ってこないことも
よくあるのです。

日曜日も
出掛けていることが多く
雪子は
淋しく思っていたのです。

新規事業の
プラスチックス製品を
雪子は
怨みました。

小学3年生の真知子でしたが
事の次第を
よく承知していましたので
何とか取りなしていました。

そんなある日
雪子は
荒物屋で
頭を下げている
父親を見ました。

父親は
なにやら
金物屋に
頼み込んでいました。

商品を
置くように頼んでいたのです。

頼み込んでいる
父親が可哀想になって
雪子は
思わず
金物屋に入りました。

そして
雪子も
金物屋さんに
頼み込んでしまいました。