ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」Tシャツ編その5

今週のお題「お気に入りのTシャツ」

明日からだといわれて
IDカードをもらって
帰りました。

実家に帰ることにしました。

喜んでもらえるし
就職できるきっかけを作った
Tシャツを見たいのもあって
実家に帰りました。

同じように喜んでくれました。

理子は
食事も終わって
「お父さん、お母さんありがとうございます。

私、〇〇化学をリストラされてしまったんです。

それで
就職活動をしていたんだけど
書道が得意のことを
Tシャツで思い出してくれて
履歴書を
毛筆で書いて出したら
◇◇科学に就職できたんです。

社長にも気に入ってもらって
大丈夫だと思います。

それでお願いがあるんですけど
◇◇化学は
この家からの方が
断然近いので
戻ってきたいのですが

わがまま言って
すみません。」と
言うと
家族全員が
賛成してくれました。

就職・家族がうまくいって
リストラも
悪くなかったなと
思いました。

それに
180度変わった
純一にも会えたしと
考えながら
次の日
早く出社しました。

出社すると
昨日の上司から
総務課勤務を命ぜられ
先輩の真心(まこ)に付くように言われたのです。

真心は昨日の面接の担当者で
総務課は
秘書や広報・庶務の仕事を兼ねていて
はっきり言って
何でもやらねばならない部署です。

真心と本社それに工場を
回りました。

自己紹介されても
覚えられないと思ったんですが
真心が
「そんなの覚えなくても
深く礼をして
頭をゆっくり挙げるときに
相手のIDカードを見たらいいんだよ。

ちょっと前は裏は何も書いていなかったんだけど
私が提案して裏表同じようになったんですよ」と
話してくれました。

会社に変えると
昨日書いた挨拶状の
封筒のあて名書きを
はじめました。

改行するところなんかを
真心に聞いて
書き始めました。

何分千通以上あるので
その日は
終わりませんでした。

乾くまでに
時間がかかるので
会議室の机の上に
真心が並べて乾かしていってくれました。

帰る途中に
純一からラインが入って
日曜日のお誘いでした。

「純一に本当のこと話そう」と
考えながら
帰りました。