ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」もしもの備え編その3

今週のお題「もしもの備え」

(ちょうちょが飛びかう
昆虫館の
温室の中での
話は続きます。)

純一;

理子さんは書道が
得意で
再就職できたんでしょう。

私もその手で
もしもの備えをしようと思うのですが

理子;

うーん
それは
むつかしいですね
もちろん教えることはできますが
それで就職できるほど
上達するには
何年も必要ですし
やはり才能もいるのでは

純一;

やっぱりそうですか
私には才能も時間もないんですよね

理子;

才能がないなんて言ってません。

書道は日々の研鑽が必要なんです。

一朝一夕に体得できません。

純一さんには
もっとほかの才能があるのでは
誰とでも
おくすることなく
対応できる
純一さんは素敵です。

純一;

そんなに褒められても
この対応できる能力って
本当に役立つの

リストラになっても大丈夫

理子;

それは私にもわかりません。

リストラに備えるのも良いですが
今の仕事を
頑張ってみたら

もしもの備えは
力を増すことですから
今の仕事に頑張って
力をつけましょう。

純一;

なんてもっともな
理子さんは素晴らしい。

(純一は
少し向き直して)

理子さん
私と結婚してください。

理子さんと結婚出来たら
もしもの時も
大丈夫なような気がします。

理子;

もしもの時のために
私と結婚したいの

純一;

そんなことないです。

理子さんが好きだから
結婚したいのです。

お願いします。

何年も好きだってんです。

理子;

何年も
本当に
純一;

小学校3年生の時から
ずーっと

好きだったんです。

理子;

途中で
浮気しなかった

純一;

ずーっと


会えなかった
5年間も
理子さんを忘れたことはありません。

絶対に
理子さんを
幸せにします。
私の特技は
理子さんを
幸せにすることです。

理子;

ありがとう
じゃ
結婚しましょう。

 

ふたりは
一日中
そこで話したかったのですが
入れ替えがあったので
帰りました。

お互いの家に
立ち寄り
婚約の報告をしました。

双方の親は
友達同士だし
「よかった
良かった」と
言われました。

 

きっとふたりは
幸せになるんだと
本人をはじめ
みんなはそんな風に思いました。

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このブログ小説は
これをもって終わります。

当初の予定通り
ハッピーエンドでしたが
ちょっと無駄に長い文章になってしまいました。
ごめんなさい。

次のブログは
ちょっと不幸になるものを考えております。

最後には
幸せになるのでしょうか。