ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その2

黒い髪の女は
名前をあずさと言います。

あずさは
大阪の近郊の
園田のアパートで
一人暮らししていました。

彼女の実家は
すぐ近くにあったのですが
一人暮らしがしたくて
ロフトのあるアパートに
引っ越ししてきたのです。

あずさは
大阪の
北にある
デザイナーズブランドばかり扱っている
服飾店に勤めていました。

土曜日の朝は
オータムフェアのために
早出で
朝6時に出勤しました。

店の模様替えもあって
少しいつもより
ハードな一日でした。
昼の三時に
一様彼女の
仕事は終わり
服を着替えて
少し休憩室で
コーヒーを飲みながら
友人が
買ってきたお土産を食べながら一服していると
店長が部屋に入ってきました。

いやな予感が
あずさにはしました。
店長の方は見ないようにしたのです。

でも店長と目が合ってしまいました。

すると
店長は
あずさの方にやってきて
「遅番のものがひとり
急に熱を出してしまって
休むことになってしまったんだ。
あずさ君すまんが
5時から
店に入って欲しい。
お願いだから、、、
夜食付きにするからお願いだ。」
と言ったのです。

あずさは
別に用事はなかったけど
オータムフェアで忙しかったので
断りたかったのです。
でも控えめで
優しいあずさは
断れなくて
引き受けてしまいました。

これがこの物語の始まりです。