悟は 「十詞子とはもうだめだ。 やっぱり 3年間は永過ぎた もっと早く 十詞子を迎えに来ていたら、、 でもだめかな 十詞子はあんなにえらくなっていて 私とは釣り合いがつかないもの」 と思いました。 前々から 十詞子が 遠い存在のようになってきていて こんな日がいつか来るとは 思っていたのですが こんな形で来るとは どうしていいかわからなくなりました。 ここは 十詞子の幸せのために 身を引くのが 最善の方法と 考えてしまいました。 そして 悟の母が薦める 見合いをすることになりました。 そのころ十詞子は 冬になったら 悟に会える 悟の卒業だから 卒業したら 必ず 悟はプロポーズをしてくれると 確信して 仕事をがんばっていたのです。 悟に 薬指の 指輪を 見られたことは まったく気がついていなかったのです。 そうして 十詞子に待ちに待った 冬休みが来ました。 仕事の関係で 20日ごろには 年内の仕事を すべて終わったので 早く冬休みを取って クリスマスに 大阪に行くことにしました。 それも悟に 知らせずに 行くのです。