ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編ブログ小説「遊び人真一」その4

小学校では
ほどほどの秀才として
通っていて
父母とも
満足していました。

中学生に入る時に
父親の父母
真一のおじいさんとお祖母さんが
相次いでなくなりました。

おじいさんは
肺炎
お祖母さんは
心臓疾患です。

それまで
元気で
風邪もひいたことがなく
スペイン風邪の時でさえ
二人とも
病気にならなかったくらいです。

それで
真一の家には
体温計すらなく
熱を測る習慣もなく
少しからだがしんどい時には
お風呂に入って寝れば治るというのが
家訓のようなものでした。

おじいさんの肺炎は
おじいさんや
その家族が
病気だと言うことを
気が付いた時には
手遅れだったのです。

お祖母さんの
心臓疾患も
医者に言わせれば
「もっと早く
来てくれたら
たすかったのに」と
言われたくらいです。

おじいさんとお祖母さんが亡くなると
父親は
次は
自分だと言うことで
死んだ時の用意を
はじめたのです。