ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その51

お茶碗や箸を
洗うことはありません。

油の入った料理や
脂の多い食材を
扱うことなどない時代ですし
水道というものもない時代に
水で洗って
余計に食中毒を起こす
菌を付ける恐れがあるので
洗わないのは
当然のことです。

この習慣がなくなるのは
水道が
設備される頃に
終わります。

食後は
しばらく
そのままいます。

何もせずに
休息する時間になります。

と言っても
ほんの数分ですが
用をたすまでの
時間です。

外の
便所に行って
用をたします。

そのあと
手洗い鉢で
手を洗って
仕事に出かけます。

早飯が
芸の内なら
早くそも
芸の内です。

便秘の人なら
大変困るところですが
野菜が
ほとんど主食というくらい
食べていますので
便秘の人は
少ないみたいです。

トイレをサッサと終えます。

食後
歯を洗わないのかという
疑問がわきますが
それは
朝食前に
行っています。

手水(ちょうず)と言って
顔を洗う時に
一緒に
楊子(ようじ)で
歯も洗っています。

楊は
ヤナギのことで
ヤナギの枝を
叩いて
あるいは
噛んで
房のようにした
ものが
楊子です。

現代で言う
歯ブラシです。