ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その121

当時は
医学というものが
ほとんどなかった時代です。

病気になると
生死を分けるかも知れません。

事実
清左衛門の
下ふたりの兄弟は
10代で亡くなっています。

それに
この高熱です。

実の親である
清左衛門や
おますは心配しました。

その心配する
父母を見て
少しうれしく思いました。

鶴松の
熱は
3日続きました。

おますや
叔母さんの介抱が
功を奏したのか
4日目には
平熱に戻りました。

しかし
あまり食欲がなかったこともあり
げっそりと
痩せていて
みんなの同情を
買ったのです。

そこで
清左衛門は
働き始めるのは
まだまだ早いと言うことで
私塾に
通わせることにしました。

となりの
西宮の宿に
今で言えば
中学校程度塾があったのです。

そこに通うことになりました。

みんなの手前がありますので
朝間の仕事だけはこなしてから
食事を摂って
塾に出かけるのです。