ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その113

経過観察は
一年間は
順調でした。

何ごともなく
日が過ぎていったのですが
4回目の
経過観察で
MRI画像に
気になるところがありました。

癌の転移を示す数値が
高くないのです。

そこで
医師は
経過観察を続けると判断したのですが
湖子には
悪い予感がしました。

妖精の予感ではなく
人間としての
予感です。

そこで
湖子は
PET診断を受けることことにしました。

ペットでは
転移が見られました。

それを持って
病院を訪れると
即入院で
抗がん剤治療が
必要だと
言われました。

湖子は
考えました。

きっと
抗がん剤治療をしなければ
自分は死んでしまうだろう。

そしたら
弥生や和己の
死に目に会うこともないだろう。

神さまから頂いた
休暇も
これで終わりにしてもらおうと考えました。

それを
全部和己に言ったら
変ですので
「もうこの辺りで
年貢の納め時かと思うの

抗がん剤治療は
受けないことにしようか」と
告げました。