ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その91

雪子は
夏休み前から
篠原君に
会えないのを
淋しく思っていました。

なにかにつけ
あーだ
こーだと
面白い話しをしてくれて
言い寄る風でもなく
そうかと言って
突き放すようでもない
暖かい
そんな話が
できないのが
本当に残念に
思っていたのです。

雪子は
最初のうちは
会えないのは
物理的なためだと
思っていました。

夏休みだし
雪子は講義だし
篠原君は研究室だし
会えないのは
当然だと
思っていました。

でも時間が過ぎていくと
なにか違う様な気がします。

卒業講義で
担当している
教授に
呼ばれました。

教授は
お祖父さんに頼まれて
卒業できるように
秘策を
教えるためでした。

研究室に行くと
たまたま
篠原君が居たのですが
実習のときの
篠原君とは
全く違っていたのです。

なにか無視するような
目を合わさないような
よそよそしい感じもしました。