ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

一番怖い話は「戦争」に決まっています。その3

今週のお題「怖い話」

前回の続きです。

父から聞いた怖い話

父は
明治29年(1896年)に生まれました。

日清戦争は2年前に終わってるし
日露戦争は8歳の時
第1次世界大戦の時は18歳だったし
第2次世界大戦の時は45歳になっていて
戦役に行っていません。

そんな父親が住んでいる
寒村がB29の爆撃をうけたのです。

後でわかったことですが
父が住んでいた隣村に
陸軍衛生材料所があったのです。

誤爆です。

空から
焼夷弾が雨のように降ってくるのです。

コンクリートのおもりが付いていて
直接あたると死んでしまいます。

そして地上に落ちると
爆発して
燃え上がります。

父と兄は
怖くて
家近くにあった
竹藪の中に逃げました。

雨あられ
焼夷弾が降ってきて
ここあそこと
爆発して
火の手が上がります。

粗末な家から
火の手が上がります。

この空襲で
村の家の
大半は
焼けてしまったそうです。

目の前の光景は
いつまでも
残ったそうです。

父たちは
焼け残った
納屋でというか
バラック(粗末な家・倉庫を指します)で
暮らし
疎開住宅の廃材で
父自ら家を作るのです。
怖いし大変だったと思います。