ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

長編小説「昭和」その58

読者の中には 漆黒の闇など 経験したことが ない方は 電灯のない時代の 夜を 想像できないと思います。 ろうそくや 灯明が 明るく感じるのは その暗闇のおかげです。 真っ暗なところを 夜ウロウロするのは 怖いです。 どこかにぶつけないかという 怖さと 物…

夜のトイレは怖いぞ

私は 1952年生まれです。 私と同じ年くらいの あなたなら わかると思います。 生まれた頃に 公共下水道が付いていて 水洗トイレだった方は 日本では ごく希な 富裕な方でしょうね。 たぶん 大方の人が そうだと思いますが トイレは くみ取り式であったのでは…

長編小説「昭和」その57

休息は 寝る時だけですので 家長に 就寝の挨拶 「お父様 おやすみなさい。」と言って 亀太郎は 床につきます。 冬なら 布団の中が 暖まるまで しばらく 手足をコシコシしていますが 疲れのため寝てしまいます。 夏なら 蚊帳の中に 団扇(うちわ)を使って 入…

レッツノートは早いぞさすがメイドインジャパン

先日 篤志家の方に レッツノートの中古を 買ってきてもらいました。 私は 電車に乗って 30分ほどの大阪に行くのも 疲れてしまいます。 そのことを ある方に話すと 日本橋に 代わりに行って 買ってきてもらいました。 今までの ノートブック型のパソコンの 処…

長編小説「昭和」その56

一品は 魚である場合が 多いです。 今津の浜で 取れた 雑魚の煮物である場合が 多かったようです。 家族全員 魚が付く時は 一番大きなものが 家長になります。 今では 考えられないことでしょうが 封建時代の ことなので 別に 当たり前のことです。 何度も書…

長編小説「昭和」その55

家に着く頃には とっぷり暮れています。 同じように外で 手足をゆすいで 中に入ります。 夏なら 3日に1回くらいで お風呂が たてられるのです。 清左衛門は 家長ですので 一番に入ることになっていて 食事前に 入ります。 次に 叔父さんが入って 食事になり…