私が行った小学校には、
コンクリートの大きな台のような物がありました。
高さは、小学生の私の1.5倍くらいで、
大きさは、たぶん1m50cmくらいだと思います。
コンクリートで出来ていて、
上にモルタルや何も塗られておらず、
砂利が露出した古そうな物でした。
ある時「これは、何なのですか」
と先生に聞いたことがあります。
先生は、
「昔ここに、二宮金次郎さんの銅像があったのよ」
と答えられました。
その時は、何のことかさっぱりわかりませんでしたが、
テレビや教科書などの知識から
戦前には、どこの小学校にも
二宮尊徳さんの銅像があり、
戦時中の金属供出でなくなった物だということがわかりました。
きっと戦時中は、
「二宮尊徳さんもお国のために役立つのだから、
小国民(小学生の別名)もお国のためにがんばりなさい。」
と言われたのだと思います。
昭和30年代と比べれば比較にならないほどの
嫌な世の中でしたでしょうね。
話は、変わりますが金属供出で出された金属は、
殆どお国のためには、役立たず
不正に隠匿されたそうです。
噂では、私の家から3kmほど離れた、
競馬場にも隠匿され、
戦後の復興の資金となったいわれています。
たぶんその噂は、信用できると思います。
そんなことは、後になって気が付いたことで、
当時は、そのコンクリート台から
飛び降りて遊んでいました。
(私は、恐いのでそのようなことはしません。)
皆さんの行かれた学校にもありませんでしたか。
コンクリートの台だけ???
それから台から飛び降りましたか?