ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和35年頃の小学校の続き

私が行った小学校には、
コンクリートの大きな台のような物がありました。
高さは、小学生の私の1.5倍くらいで、
大きさは、たぶん1m50cmくらいだと思います。
コンクリートで出来ていて、
上にモルタルや何も塗られておらず、
砂利が露出した古そうな物でした。

ある時「これは、何なのですか」
と先生に聞いたことがあります。
先生は、
「昔ここに、二宮金次郎さんの銅像があったのよ」
と答えられました。
その時は、何のことかさっぱりわかりませんでしたが、
テレビや教科書などの知識から
戦前には、どこの小学校にも
二宮尊徳さんの銅像があり、
戦時中の金属供出でなくなった物だということがわかりました。
きっと戦時中は、
二宮尊徳さんもお国のために役立つのだから、
小国民(小学生の別名)もお国のためにがんばりなさい。」
と言われたのだと思います。
昭和30年代と比べれば比較にならないほどの
嫌な世の中でしたでしょうね。

話は、変わりますが金属供出で出された金属は、
殆どお国のためには、役立たず
不正に隠匿されたそうです。
噂では、私の家から3kmほど離れた、
競馬場にも隠匿され、
戦後の復興の資金となったいわれています。
たぶんその噂は、信用できると思います。

そんなことは、後になって気が付いたことで、
当時は、そのコンクリート台から
飛び降りて遊んでいました。
(私は、恐いのでそのようなことはしません。)

皆さんの行かれた学校にもありませんでしたか。
コンクリートの台だけ???
それから台から飛び降りましたか?