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ロフト大好きの68歳の老人の日記です

アスカルの童話 桃太郎とアスカル エピソード2. 荒神山の戦い

アスカルの童話 桃太郎とアスカル エピソード2. 荒神山の戦い

桃太郎の優秀な一番の家来 ジョンについて

おばあさんは、桃太郎が12歳になった時
桃太郎にと一緒に悪者退治をしてもらえるものを探していました。
屈強でいて、よく言うことの聞く者を広く探していたのです。
そのとき、隣村の大庄屋の家に子犬が生まれたとうわさに聞きました。
母犬は、立てば人間の背丈ほどある大きな犬で有名でした。
それでおばあさんは、さっそく黍団子を作って
隣村へ行きました。
一度目は、門前で追い返されました。
翌日行くと、玄関で追い返されてしまいました。
しかしおばあさんは、その翌日も
黍団子を持っていきました。
その日やっと大庄屋に会えました。
おばあさんは、
桃太郎が鬼退治に行くことそのときには、
是非大庄屋に生まれた犬を供として
連れて行きたいことを頼みました。
桃太郎の文武両道の長けたうわさは、
すでにこの隣村の大庄屋の耳にも入っていましたから
それは、いい考えかもしれないと考えました。
大庄屋は、よく考えた後
「桃太郎と一緒に鬼退治にやらせましょう。
強くなるまで3年待ってください。
3年経てば、絶対に負けない強い犬にしましょう。」
と言いました。
大庄屋は、人を雇って
犬を強くするようにしました。
また餌も良い物を与えたので母犬以上に大きくなりました。
3年経つと、立ち上がれば人間の背丈をはるかに越え
熊のようでした。
いつでも出発できると手紙でおばあさんに、
大庄屋は、伝えました。
おばあさんは、数日たってからやってきて
犬に出会って大庄屋にお礼を言って帰っていきました。

雨が降り続いた翌日大庄屋の家に
遅れた手紙が着ました。
手紙には、今日鬼が島に向かって
出発したと書かれていました。
雨のため手紙が遅れてしまったのです。
手紙を受け取ったときは、すでに夕方でした。
大庄屋は、犬 ジョンと言いますが、
ジョンをすぐに呼びつけ
急ぎ鬼が島に向かうように言いました。
ジョンは、大庄屋に別れを言い水杯を交わしたのち
すぐに風のようにかけて
鬼が島へ行きました。
ジョンの足ですと夜半までには、
鬼が島についているのですが
道が途中雨のためになくなっていて
戻ってからまた行ったので
鬼が島に着いたのは、
翌日の朝になってしまったのです。
「すでに遅かったか。
桃太郎様は、鬼に勝っただろうか」
とジョンは、思いました
鬼が島に着くと
向こうから立派な侍と
サルとキジが歩いてくるのが見えました。
ジョンは、道端に座して待ちました。
それから桃太郎が近づいてくると
伏して待ちました。
前に来たときジョンは、
「桃太郎様
私は、隣村の大庄屋の飼い犬ジョンと言います。
飼い主の命により参りました。
しかし
参集の時に遅れて申し訳ございません。
この上は、ここで私を成敗してください。
生きて大庄屋の家に帰ることは、
もはやできません。
お願いいたします。」
と言いました。
桃太郎は、少し驚いて
「何を言うか。
ジョン
お前の代わりをしてくれた犬がいます。
これも神の助けでしょう。
これからは、よろしく頼みますよ。
一緒に悪者退治の旅に出ましょう。」
と言いました。
この話を聞いたサルは、
「やはりあのアスカルは、
違っていました。
今すぐ帰りましょう」
と言いました。
桃太郎は、よく考えた後
「アスカルに任してみましょう。」と言いました。

この後桃太郎 ジョン 猿 キジは、
数々の戦功を上げました。
その中で桃太郎とジョン 猿 キジ
のみで戦った最大の戦いは、『荒神山の戦い』です
荒神山には、黒駒の勝三と呼ばれる悪党が
100人の手下とともに住んでいました。
桃太郎は、まずキジに見にいかせました。
キジは、山の中腹にある屋敷に集まって寝ていると
報告を受けました。
それで夜陰に乗じて一気に攻める作戦を立てました。
夕方より谷筋を進んでいました。
一方黒駒の勝三は、手下から
もうすぐ桃太郎が攻めていることを知っていました。
それで、屋敷には、明かりだけをつけておき、
谷筋の両側に陣取り
桃太郎が来たら両側より一気に攻める作戦でした。
桃太郎が谷筋を進んでいると
ジョンや猿キジは、その静けさに疑いを持ちました。
ジョンは、桃太郎に取り囲まれていると進言しました。
サルは、このままでは、劣勢だから、
山を駆け上り囲みの薄いところを
攻め立てるのが常道と進言しました。
それで獣道を駆け上り
囲みの弱い所を攻め立てました。
桃太郎とジョン猿キジは、
山腹を右に行ったり左に行ったりしながら
戦いました。
敵陣は、不意の敵襲に驚いて何も組織的に戦わず、
各個撃破されていました。
日が明るくなった頃には、
勝三方は、10人しか残っていませんでした。

桃太郎は、夜が明けて勝三が
隣の尾根に見えたので、
刀を大きく振り上げて
「おーい 勝三
我は、日の本に住人 桃太郎なり。
いざ尋常に勝負 勝負」と名乗りを上げました。
桃太郎の隣にジョンも立ち上がり、その力を誇示しました。
勝三方の手下4人は、
ジョンの大きさに驚いて
逃げてしまいました。
その後 勝三らは、桃太郎と最後の戦いをすることになりました。
勝三らは、抜刀し襲い掛かりました。
ジョンは、手下5人と戦いました。
勝三は、剣の使い手で大変悪名が轟いていました。
勝三は刀を振り上げ
桃太郎に切りかかりました。
桃太郎は、右に体をかわしました。
その直後勝三は、突いてきたので
桃太郎は、刀でそれを払い
その払った刀を勝三の眼前に当てました。
「勝三
おとなしく縛につくか
それとも刀の露と消えるか」
と桃太郎が言うと
勝三は、へたり込みました。

こうして荒神山の勝三は、
京に連れて行かれました。

朝廷は、このことを大変喜んで
従五位に桃太郎を任じ
検非違使別当(長官)の地位を与えました。
また、ジョン 猿 キジにも検非違使の佐の地位を与え
従者100人を与えました。