ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトに住むレジ係」その32

加代美の
実践は
他のレジ係や
主任店長の目に止まって
みんなの
話題になっていました。

加代美も
みんなに評価されて
嬉しくなって
もっと
がんばっていました。

バーコードのない重い商品を
もって
調べに走っても
苦にならなくなっていました。

そんな中
例の
老人が来たので
元気な声で
「いらっしゃいませ
最近来られませんでしたね」と
いいながら
レジをすすめました。

老人は
「いや
毎日来ていますよ
一日に
二回くらい来る日も
あるくらいです。

女房が
代わりに来ることも
多いです」
と答えました。

土曜日なので
加代美は
「休みの日も
お仕事ですか」と聞くと
「休みはありません」と
返事がありました。

そんな話をしながら
その日は
レジが終わりました。

「ありがとうございました。」というと
「ありがとう」かえってきて
終わりました。

加代美は
老人は
休みがなく
奥さんがいるんだと
思いました。

ねほりはほり
聞きただすと
悪いと思いますが
もっと知りたくなりました。

自然な会話で
聞けたらいいと
思いました。

そこで
次の時は
どんな風に聞こうか
考えてみました。

そんなことを考えながら
待っていると
次の日に
やって来ました。

「日曜日なのに
お子様と一緒に出かけないんですか」と
聞いてみました。

「子供は
みんな結婚してしまって
悠々自適の
年金生活なので
日曜日も
ありません」と
答えたので
ご老人には
子供がいて
みんな結婚しているのだと思いました。

年金があるのに
昔からの仕事を
しているのかと
思いました。


そんなことを
ロフトで考えていると
急に淋しくなってきました。