ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その93

飼うためには
牛小屋
働かせるためには
鞍や
牛用の農具が必要でした。

牛の食費も
バカになりません。

当時の
百姓は
極めて粗食でしたが
人間以上の
大食漢の
牛は
はるかに
人間以上の
食費が必要でした。

それらの出費を
考えれば
小さな田んぼが
かえるくらいでした。



一人前の
農家になるには
必要で充分な
農機具が
必要だというのが
清左衛門の家の
教えでした。

お金を
遊ぶために使うことはせず
今風に言えば
貯蓄や
投資に使うことが
最善だと考えていた
家だったのです。

今までは
投資するお金や
貯蓄するお金などなかったのですが
宮水運びで
銭が手に入ったので
それを
実践できるようになったのです。

牛を飼うための
方法を
地主さんの
番頭さんに
聞きました。

叔父さんに
牛小屋を作ってもらい
牛がやってきました。

若い牛で
目がとても可愛くて
亀太郎の
子供も
「可愛い」と
言っていました。

先ず牛を
川に連れて行き
体を
洗ってやり
櫛を通してやりました。