ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その104

当時は
食器洗いの洗剤など
ありませんので
磨き砂が
唯一のものです。

磨き砂と言っても
わからない人がいると思いますが
今風に言えば
「クレンザー」です。

当時は
前述の
歯磨き粉と同じように
六甲の
山から
取ってきた
それに適した
微粒子の
粘土というか
砂というか
そのようなものを
売り歩く
少年がいたのです。

もちろん
清左衛門の家では
そのようなものから
磨き砂を買わずに
そこら辺の
適した
砂を使っていました。

釜が洗えると
「新しい麦ご飯を
洗って
仕掛けます。」

そうなんです
用意をすることを
「仕掛ける」と
当地では言うのです。

仕掛けが終わると
おますは
天気なら
洗濯をはじめます。

洗濯は
現代では
考えられないほどの
重労働です。

「川へ洗濯」とは
童話の中にあるセリフですが
おますも
川へ洗濯に行きます。