ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」読書感想文編その2

今週のお題「読書感想文」

 

 

ふたりは
ブランコに軽く座って
話を続けます

理子;

読書感想文て何

純一;

高3の時に
書いたものです。

理子;

何の読書感想文なの
純一;

それがね
ネットのブログ小説なんだ
理子;

ブログ小説でもいいの
純一;

課題図書は何でもいいというので
ブログ小説をえらんだんだ。

買う必要もないし
先生はきっと読んでいないだろうし
長い文だし
超平凡で駄作だから
新たに読まないと思って選んだんだ。

理子;

その超平凡な駄作って
どんなもの

純一;

ブログ小説「笑顔のアイコンタクト」

asukarukun.hatenablog.com

と言ってね
よくある純愛小説なんだ

理子;

どうしてそんなの探せたのよ

純一;

6年前の頃は
ブログが流行っていて

僕もいろんなブログを読んでいて
たまたま見つけたの
これなら
先生が読むことはないし
僕がどんな感想文を書いても
異論を出せないと思ったんだ。

それに
作品を読んでいくとわかるのですが
主人公の薫子が
笑顔のアイコンタクトをして
成功をおさめるんです。

それを折に触れ助けるのが
薫子の小学生の先生ですが
名言を残すのです。

理子;

私も読んでみようかしら。

純一;

昨日見たら
ブログのアドレスが変わっていたけど
読めるみたいです。

ラインでアドレス送ります。

理子;

ところで
その感想文が
私とどういう関係なの。

(純一は口ごもって
赤い顔を
余計に赤くして
汗もだらだら流して)

純一;

僕ね
その小説を読んで
理子さんって
主人公の薫子さんに
似ているんです。

いつも
笑顔で
理子;

笑顔だったの

純一;

笑顔でした。

いや今も笑顔です。

小中とは学校が嫌いだったけど
理子さんの笑顔を
見たくて
学校に行ったようなものです。

理子;

それは何でも言いすぎじゃないの

純一;

いやそうなんです。

読書感想文には

名前は伏せてありますが
そんなクラスメートがいると
書いています。

理子;

そうなの
照れるじゃないの
純一さんって
そんなに私のことを
見ていたの
純一;

ごめんなさい。
気持ち悪いですよね。
ずーっと見ていたなんて
理子;

えー
気づかなかったし
わからなかったし
別にいいんじゃないんですか。

 

(この話は続きますが、、、

もっと、、、)