ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その60


篠原君は
身なりが
粗末なものばかりで
貧乏人だと
みんなは思っていました。

雪子は
人を
貧乏だとか
金持ちだとか
そんな事は
全く考えない
人間ですが
普通の人は
そんな事を
感じるものです。

しかしながら
篠原君が
奨学金
もらっていないのです。

無償の
奨学金
もらえるほどの
成績なのに
変だなと
クラスメートは
思っていました。

古屋さんは
疑問は何でも
解明したい
性格だったので
みんなの前で
篠原君に
奨学金
もらわないのは何故」と
聞いてきたのです。

篠原君は
少し笑顔で
「所得制限で
もらえないんです」と
答えたので
雪子を除いて
その場の学生は
意外な表情をしていました。

特に
古屋さんの驚きは
大きくて
がっかりした様子でした。

「人を見る目が
まだまだだわ

もっと勉強しよう」と
思ったそうです。

ゴールデンウィークは素晴らしい時間でしたか?

今週のお題ゴールデンウィーク2018」

 

皆様は

ゴールデンウィーク

どのようなことを

しましたか。

 

ゴールデンウィークですから

素晴らしい時間で過ごさないと

ゴールデンウィークになりません。

 

何にもしなくても

素晴らしいと

思うなら

それは

素晴らしい時間だったんですよね。

 

私は

ゴールデンウィークには

新しいものを

作る計画でした。

 

ゆるゆる階段取り外しタイプ

作る計画だったんですが

今日できあがりました。

 

なかなかの出来です。

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その59

松本君は
麻雀のために
一緒には
卒業できないようなひとでした。

同じ班になった人は
松本君を
知っていますが
他のクラスメートは
どんな人だったかも
知らないありさまでした。

ふたりの班分けのときは
松本君は
篠原君と
班を組んでいましたので
ふたりで実験する時は
篠原君は
いつもひとりでした。

孤立無援で
頑張っていますと
篠原君は
友達に言っていました。

この篠原君ですが
つかみ所がない
人物でした。

真面目なようで
冗談ばかり言うし
あまり賢そうに見えないのに
相当優秀だったのです。

学生の学費については
私学で
薬学部だったので
相当高額でした

それで
奨学金
もらっている学生は
多くいました。

当時の奨学金
貸与ではなく
供与だったので
優秀な学生は
特に薬学部の学生は
奨学金
多かれ少なかれ
もらっていたのです。

もちろん
所得制限があって
雪子は
もらえませんでせんでした。

ちなみに
真知子は
給与所得があるので
もらっていませんでした。

ゴールデンウィークの予定はゆるゆる階段の上部を作ること?

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今週のお題ゴールデンウィーク2018」

 

ゴールデンウィーク

黄金週間

素晴らしい1週間という意味と

思っています。

 

仕事は

やらされることが多く

本意からではないでしょう。

 

だから

仕事をしても

素晴らしいことにはならないでしょう。

 

強制されない

ことをしたら

素晴らしいことに繋がるのでしょうね。

 

だから

遊びをすると

素晴らしいことで

ゴールデンウィーク

遊ぶための

一週間ということになります。

 

でも

仕事でもなく

遊びでもない

素晴らしいことも

あるのではないでしょうか。

 

私には

新しいこと

新しいものを作ることです。

 

私を含めて

だれも作ったことのないものを

作ることが

私は

好きです。

 

素晴らしいことだと

思っています。

 

と言うわけで

だれも作ったこともない

ゆるゆる階段を

作ろうと思います。

 

 

 

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その58

薬学部の
当時の実験は
時間ばかり要して
閑なものでした。

例えば
生薬を
何時間も
煮だして
ただそれを見るだけです。

実験自体は
グループで行われます。

ふたりや
四人で
行います。

講義のときは
真知子が
いつも隣にいましたが
実習では
出席番号順に
班分けするため
真知子は
この時ばかりは
隣にいません。

雪子が
実習をする時の班分けですが
2人でする時は
古屋さんと

4人でする時には
松本君と
古屋さんと
後で問題になるのですが
篠原君です。

古屋さんは
真知子に次ぐ
頭脳の持ち主です。

いつもメモ帳を持っていて
とても
熱心です。

ふたりでする
実験は
殆ど
古屋さんがしていて
雪子は
見るだけでした。

レポートも
古屋さんに見せてもらって
提出していました。

松本君は
麻雀が
大好きで
実験中は
ほとんどいません。

ゴールデンウィークの予定はもちろんない

今週のお題ゴールデンウィーク2018」

 

ゴールデンウィーク

黄金週間の直訳英語で

和製英語です。

 

私の子供の頃は

黄金週間と

新聞にも書かれていました。

 

映画館が

繁盛するので

そう言う言葉が

広まったと聞いております。

 

娯楽と言えば

映画を見ることが多かったのでしょう。

 

私は子供が

小さかった頃は

ゴールデンウィークにも

遊びに行ったような記憶があります。

 

淡路島一周の自転車旅行とか

西播磨天文台

丹波少年自然の家とか

よく行きました。

 

可愛い子供と

行って大変楽しかったです。

 

子供たちも

社会人になって

もうそんな機会もなくなりました。

 

だから

予定はありません。

 

 

 

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その57


1年生の夏休みことになると
学生の間に
ペアが
何組かのに生まれました

真知子に
言い寄る
男子学生は
いませんでした。

あまりにも美人だったので
近づくことさえ
男子学生に
躊躇させていたのです。

雪子にも
全くと言って良いほど
男子には
無縁でいた。

小学校で
病気になった時に
短髪にして
それを
ズーッと
引き継いでいました。

今の言葉で言えば
ベリーショートだったんです。

当時は
女性で
短髪など
あり得ませんでした。

そう言う点で
人気がなかったかというと
そうではなかったようです。

何となく
雪子には
近寄りがたいところが
あったのかもしれません。

真知子が
雪子を
そんな風に
守っていたのです。

一年の
後期にになると
薬学部特有の
実験が始まります。