ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」もしもの備え編その2

そんな時に
昆虫館は
時間が来て
開館になりました。

入場券を買って
ひたいで温度を測られ
入場しました。

ブログ小説に書いてあるように
ちょうちょが飛び回っていました。

この日のために
純一は
ブログ小説に同じように書いてある
蛍光剤入り洗剤で洗った
白のTシャツを
着ていました。

同じようにちょうちょが
やってきて
服に泊まりました。

理子は
そのからくりを知っていて
笑いながら
「私って
夏子(ブログ小説の主人公の娘の名前)じゃないですよ。

これで私の興味を引こうとしているの

純一;

そんなことはないけど
ブログ小説が本当かどうか
確かめたかっただけ

7年ぶりに
解決できた

理子;

壮大な話ね

純一;

壮大かな

ふたりの話は
昆虫館のことや
ブログ小説のことなどで
盛り上がりました。

でも
急に思い直したように
純一の
口調が変わったのです。

純一;
話があるのですが
相談にのっていただけませんか。

理子;

私でよかったら
純一;

僕の会社ね
コロナ禍で
少し危うくなったんです。
社長が
代わって
リストラを
進めるといううわさが
出てきたの

僕これといった資格もないし
理子さんのように
特技もないし

どうしたらいいでしょうか。

(純一は真剣でした)

理子;

そんなの
私に聞かれても
私もリストラにあった身だもの

純一;

でも速攻で就職できたじゃないの

特技があったからね

理子;

特技って
書道は特技というほどでも

(もっと真顔で)

純一;

もしもの備えで
書道を教えていただけないでしょうか。

理子;

えっ
えー


ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」もしもの備え編その1

今週のお題「もしもの備え」

理子は
なぜそんなに
私に一途になれるのか
理解できません。

どんなに
よく目で見ても
「私って
そんなにいいとは思えません。

クラスの中でも
もっと美人で
気立てがいい人は
いっぱいいるのに
なぜ私なの」と
少し大声で
純一に言ってしまいました。

純一は
少し驚いて
「転校した日に
先生が私を
教壇の前に立たせて
私を紹介しました。

私がうつむいて
頭を下げると
先生は
「みんなの方を見て挨拶したら」と
言ったら
クラスからどっと笑いがでました。
僕が
少しだけ頭を上げて

みんなを見たとき
理子さんの笑顔が見えたんです。

一番素敵でした。

その時から理子さんの
笑顔が忘れられず
笑顔を待っていたのだと
いうのです。

一度
理子さんの
隣に座ったこともあるんですよ。

理子は
そんなことあったのかと
記憶をたどりましたが
覚えていません。

本当のことを言うと
理子は
純一が
小学校3年生の時に
転校してきたことも
覚えていないのです。

純一は影の薄い
少年でしたので
今とは
おおちがいです。

それで聞いてみました。

理子;

純一さんは
今は
活発な方ですが
当時は
目立たない方でしたが
いつ頃から
そんな風になったのですか。

純一;

たぶん
大学に入ってからかな
空気が180度変わるので
僕も変わったの

理子;

そんな簡単に変われるんですか

純一;
割とスムーズに変わったんだけど
理子;
きっかけは何なの

純一;

それは人生の備えです。

理子;

人生の備えって

純一;

高校の時に
考えたんです。

就職氷河期が終わったころだったけど
目立たないように
暮らしていくと
就職も
大変みたいだと
姉に言われたんだ。

理子;

お姉さんは
公務員でしょう。

純一;

姉は優秀だから
才能で
超氷河期でも
就職できたけど
僕には違う方法を
助言してくれたんだ。

理子;

助言があったからと言って
そんなに変われるの

純一;

それが姉の力です。

姉は
あらゆる局面を
想定して
綿密な計画を立ててくれたんだ。

服装も
選んでくれた。

理子;

お姉さんって
すごいのね
備えあれば患いなしね。

純一;理子さんだって
コロナ禍で
失業したけど
書道ができたから
就職できたでしょう
備えあれば患いなしじゃないか

理子;

そうかもしれないわね
でも
書道は
備えてなったけど
どんなものを備えてよいかなんて
わかりません。

純一;

備えというのは
わかっているときの備えだもんね。

理子;

そうそう

純一;

理子さんに
話したいことがあるの

理子は告白かプロポーズかと
考えたのですが
それはそうではなかったのです。

十分な備えなんてたぶん無理かも 人生編

今週のお題「もしもの備え」

災害から
身を守るために
備えておくことは多いと思います。

しかしもっと
長い目で見ると
人生のために
備えておかなければならないものも
多いのではないでしょうか。

資本主義の世なのかですので
備えの第一は
お金でしょう。

貯金ですよね。

病気になった時や
災害にあった時
コロナ禍で
仕事を失った時に
必要なのは
お金がものをいいます。

でもお金があれば
すべて解決するかというと
そうではないのですよね。

人生最期になって
友達や家族も他界してしまうと
ひとりになってしまいます。

頼るものがなくなったら
どうすればいいのでしょうか。

何を備えておけば
いいのでしょうか

わからないですよね。

やはりこれも無理ですよね。

 

以下の話は別の話です。

_____________________________________________

私は
もうすでに
老後ですが
もっと
もっと
老が進んで
車いす生活になった時のことを
考えて
バリアフリーの部屋に改装しました。

道からほとんど段差もなしに
寝室まで、
行くことができます。

車いす生活に備えての
改修ですが
これには
大きな矛盾を含んでいます。

車いす生活には
介助が必要です
誰が介助するのでしょうか。

誰もいないじゃないの
、、、、、、

ごめんなさい。

 

十分な備えなんてたぶん無理かも

今週のお題「もしもの備え」

明日は我が身ですから
備えをするのは
当たり前のことです。

でも
充分な備えなんて
無理です。

どんな災難が
降りかかるか予想ができないし
予想ができても
どんな備えが必要かは
わかりません。

 

例えば
川が氾濫するとわかっているときには
お船を用意しておきますよね。

地理の教科書で
愛知県の川の中州に
住んでいる方々は
お船を用意していたと
書かれていることを見たことがあります。

私が住んでいる場所でも
川が氾濫すると
きっと
お船が必要でしょうが
備えの備品の中に
お船を備蓄している人は
近くにはいません。

たぶん全国でも
備蓄している方は
稀ではないかと思います。

という理由で
「もしもの備えは十分ですか」と
聞かれれば
不十分としか答えられません。

 

お船は置いておいて
具体的な備えは
非常用発電機
少し高い場所にもう一台冷蔵庫
食料品を3日程度冷凍保存
井戸水の利用
などでしょうか。

役に立ってほしくない
物ですが、、、、、

 

備えがなくて
すみませんでした。

 

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」読書感想文編その4

今週のお題「読書感想文」

ふたりが
つきあい始めた
最初のデートです。

お互いに
気合が入っています。
どこにするか
悩みました。

理子は
プールにしたいのですが
純一が
泳げないので
控えました。

コロナ禍のなか
行ける所は
限られています。

理子は
いくら空いていても
映画は頭が痛くなるし、

水族館も
暗いし
動物園は
暑そうだし

困ってしまいました。

そんな時
純一が
「伊丹の昆虫館に行きませんか。
ブログ小説の『笑顔のアイコンタクト』の中で
登が薫子の子供の夏子と仲良くするために
選んだところです。

ブログ小説に書いてある通りだとすると
おもしろいところですよね。」話してきたので
そこに決めました。

電話で聞くと
コロナ禍のなかでも
 人手あるそうで
人気のところらしいのです。

今度のデートは
昆虫館に決まりました。

自宅から近いのですが
でも理子は
行ったことはありません。

 

翌日
真心にも
そのことを話すと
「いいなー

昆虫館は
家族で
行ったことあるよ。

彼氏と行ってみたいと
いつも思っているの。

理子さんが行くなんて
いいなー。

カオルさんのことは
振ったんですよね。

私にカオルさんを
紹介してくださいよ」と
言われてしまいました。

理子は
真心に言われても
そんなことはできないことだと
心中思っていました。

そしてその
デートの日は
やってきました。

 

いつものようにばっちし化粧をしました。

そして
かがみの前で
笑顔の練習をしました。

純一君が私を好きな理由に挙げた
笑顔の練習です。

口から笑わないと
いけないそうで

何度も練習しました。

でも
やめました。

笑顔は相手を思って
自然に出てこそ
効果があるもので

練習して何とかなるものではないと
考えました。

ブログ小説でも
「相手に合わせる」のがよいと
書いてあるのも根拠です。

待ち合わせの場所に
ものすごく時間が早かったですが
着きました。

1時間近くも早いのに
純一は待っていました。

いつからきているのかしらと思いつつ
理子;

お待たせいたしました。

純一;

いえ待ってませんので
まだ早いですよね。
開いていないかもしれないです。

理子;

そうですよね。

聞いても良いですか

純一さんは

いつから待っていたんですか。

純一;

小学校3年生の時かな

理子;

えー、えっ

そうじゃなくて
今日の話

純一;

あー、あっ

一時間ちょっと前かな

理子;

そうでしたか
時間に厳しいですね。

小学校3年生の時って
何ですか

純一;

理子さんは忘れたかもしれませんが
私は、

小学校3年生の時に
理子さんの家の近くに引っ越ししてきたんです。

同じ小学校に転校してきたんです。

それ以来
理子さんを
待っていました。

前にも言いましたよね。

理子;

それは覚えていますが
そんな小さな時から
そうなんですか。

またまた驚きです。
(この話は続きますが次回)

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」読書感想文編その3

今週のお題「読書感想文」

純一が
読書感想文に書いた
ブログ小説なるものを
読んでみることにしました。

asukarukun.hatenablog.com(何度もすみません。
自分のブログを宣伝して申し訳ございません。)

最初読み始めて
ありぐちな
純愛小説と思っていましたが
読み進めると
拙文は気になりますが
小説というよりは
人生訓のようなものだと
思いました。

何分長文だったし
読みずらい乱文なので
読み終わるまでは時間がかかりました。

一応小説で
物語ですので
筋書きがあるのですが
筋書きは置いておいて
このブログ小説は
ある意味教訓的です。

主人公の薫子の小学生の時の先生が、
辛らつ(しんらつ;手きびしい批評)ではなく
的確で温かい言葉で
薫子を導くのです。

その言葉を
少し抜き書きすると

「笑顔はすべての悲しみを幸せに変える奇跡を起こすこともある。」

「太陽の日差しが強い時顔をしかめるように人は輝くものに目をしかめるものです。

そんな習慣があるものだから輝く人にも顔をしかめます。

でも太陽が人間には必要なように輝く人も必要とされます。」

「暗いところでは瞳孔が開いて明るさを強く感じますよね。

それと同じように暗い気持ちになっている人は薫子さんの笑顔はまぶしすぎるのです。

反対に明るい気持ちの人は薫子さんの笑顔を見ると気持ちも高揚して楽しくなるのです。

相手の気持ちを知って笑顔の程度を決めることが肝心です。」

などです。

物語の筋書きは
「田舎生まれの主人公の薫子が
ふとしたことから
笑顔のアイコンタクトを知って
実践します。
小学校の先生も
応援もあって
薫子は
笑顔のアイコンタクトの
極意を会得します。

その笑顔に魅せられた
陽一と幸せな結婚生活を送ります。

子供もできて幸せの絶頂期に
東日本大震災
陽一はかえらぬ人になります。

もうひとりの主人公の登は
薫子は子供のために
スーパーマーケットで働いていた時
たまたま会って
笑顔のとりこになってしまいます。

あの手この手で
薫子に近づき
ついに
、、、、、、、、、、、」

という物語です。
この
わりと長文の
ブログ小説にたいする
純一の読書感想文は
「まずあらすじを書いてから
人にとって
一番大事なのは
いかに人間とつきあうかです。

その手法のひとつが
笑顔だと
作品から引用しながら
述べているのです。

そして結論に
笑顔が最高だった
クラスメートに
上手く反応できなかったことを
悔やんで」終わります。

純一は
読書感想文のクラスメートは
理子だと
話していました。

文字だけ読むと
すごい能力を持っている
薫子と
私が
同じだと
純一は思っているようです。

それって
「重荷」だとも思いますが
勇気づけられるとも
思いました。

明日
純一に会ってみようと
思いました。

ブログ小説「後半戦はこんな作戦で」読書感想文編その2

今週のお題「読書感想文」

 

 

ふたりは
ブランコに軽く座って
話を続けます

理子;

読書感想文て何

純一;

高3の時に
書いたものです。

理子;

何の読書感想文なの
純一;

それがね
ネットのブログ小説なんだ
理子;

ブログ小説でもいいの
純一;

課題図書は何でもいいというので
ブログ小説をえらんだんだ。

買う必要もないし
先生はきっと読んでいないだろうし
長い文だし
超平凡で駄作だから
新たに読まないと思って選んだんだ。

理子;

その超平凡な駄作って
どんなもの

純一;

ブログ小説「笑顔のアイコンタクト」

asukarukun.hatenablog.com

と言ってね
よくある純愛小説なんだ

理子;

どうしてそんなの探せたのよ

純一;

6年前の頃は
ブログが流行っていて

僕もいろんなブログを読んでいて
たまたま見つけたの
これなら
先生が読むことはないし
僕がどんな感想文を書いても
異論を出せないと思ったんだ。

それに
作品を読んでいくとわかるのですが
主人公の薫子が
笑顔のアイコンタクトをして
成功をおさめるんです。

それを折に触れ助けるのが
薫子の小学生の先生ですが
名言を残すのです。

理子;

私も読んでみようかしら。

純一;

昨日見たら
ブログのアドレスが変わっていたけど
読めるみたいです。

ラインでアドレス送ります。

理子;

ところで
その感想文が
私とどういう関係なの。

(純一は口ごもって
赤い顔を
余計に赤くして
汗もだらだら流して)

純一;

僕ね
その小説を読んで
理子さんって
主人公の薫子さんに
似ているんです。

いつも
笑顔で
理子;

笑顔だったの

純一;

笑顔でした。

いや今も笑顔です。

小中とは学校が嫌いだったけど
理子さんの笑顔を
見たくて
学校に行ったようなものです。

理子;

それは何でも言いすぎじゃないの

純一;

いやそうなんです。

読書感想文には

名前は伏せてありますが
そんなクラスメートがいると
書いています。

理子;

そうなの
照れるじゃないの
純一さんって
そんなに私のことを
見ていたの
純一;

ごめんなさい。
気持ち悪いですよね。
ずーっと見ていたなんて
理子;

えー
気づかなかったし
わからなかったし
別にいいんじゃないんですか。

 

(この話は続きますが、、、

もっと、、、)